EuroLingualのコースは、学習者の知識に合わせた10の異なるレベルで編成されており、これらはCEFR(ヨーロッパ言語共通参照枠)に基づいて構成されています。レベル1は完全な初心者であり、レベル10の習熟度を持つ学習者は、高度なネイティブスピーカーに相当します。レベル8では文法を完全に習得していることに相当し、語彙力や会話の俊敏性を鍛えることにより更に2レベルを上げることができる状態を表しています。
学習者が正しいレベルのクラスに配置されることを確実にするため、知識のみならず特に話すことに重点を置いたレベルチェックが行われます。
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完全に初心者で、いくつかの重要な単語や文章(挨拶を交わす、自身についての説明、生活の中のありふれた対象の名前を把握する)を除き、言語を使用するための実用的な能力が非常に少ないまたは無い状態です。ジェスチャー、写真、CDやDVD等を使い、発音、基本語彙、文法、サバイバル言語能力を向上させます。
疑似初心者または上級初心者、即ち基礎力はあるものの、狭い範囲でのごく基本的な語彙知識や、少し言語に触れたことがある程度の経験があります。文法をよく理解しておらず、いくつかの重要な単語やフレーズを記憶し文章を組み立てることができません。暫くの間言語を使用していない、またはこれから学習を始めようとしている段階で、自己紹介やシンプルな道順の質問、カフェやレストランでの食べ物や飲み物の簡単な注文ができます。
入門段階の言語使用者 (A1):
言語を理解し、使い慣れた日常表現や基本的なフレーズを使えますが、コミュニケーション能力は限定的で、日常の話し言葉を理解するための困難があります。簡単な構造の文章に問題は無いものの、未知の文法構造に出くわした際、正しくきちんとした対処に自信を持てない状態です。
日常的な事柄についての文章を作成し、組み立て、質問に答えることができます。時制の違いや語順用法を含む基本的な文法構造知識があり、通常の状況で対応するのに十分な語彙を持っています。
初級段階の言語使用者 (A2):
簡単な言語構造を理解し用いることがいつでもしっかりとでき、身近な話題に関する広い範囲の質問に答えることができます。動詞の活用(現在・過去・未来)や約700語の使用頻度が高い単語をアレンジしながら駆使できます。まだある程度間違いはあるものの、普段の状況で自分を表現することができます。
殆どの日常生活において常に正確という訳では無いが、効率的にコミュニケーションが図れ、バー/カウンター業務、カフェでのサービス、基本的な事務作業等の言語を使った業務遂行が可能です。過去時制と条件法(仮定法)の違いを区別することができ、間接話法において過去形の解説をすることができます。
準中級段階の言語使用者 (B1):
仕事・学校・レジャー等において日常的に出くわす事柄の重要な点が理解でき、言語が話される地域を旅行しながら起こり得る問題の対処がほぼ可能です。
身近の個人的に関心のある話題について、シンプルな文章を作ることができます。経験や出来事、夢、希望、野心について語り、意見や計画についての理由や説明を手短にできます。
豊富な語彙と基礎的な文法規則の正確な理解があり、それらを使いこなせます。適度に自信を持ち、通常のやり取りを社交的な場面ないし職場においてもこなし、読み書きはますます淀み無くなってきています。更に柔軟に言語を使い、文脈を揃えた正確な表現を心がけ、より複雑な文法形態を理解できます。
中級段階の言語使用者 (B2):
専門分野の技術的な議論を含め、ニュース、物語、解説や説明書等の複雑で様々なトピックの詳細についての重要な概念を理解することができます。ネイティブスピーカーと無理なく流暢に話し合うことができ、幅広い分野に対して明確で細かい文章(公式·非公式の文書、専門的な分野における説明や要約、研究論文等)を記すことや、話題に上がっている事柄の論旨について説明でき、様々な選択肢の中から利点と欠点の指摘ができます。
上中級段階の言語使用者 (C1):
本国出身者またはほぼネイティブスピーカーです。このレベルの目的は、現地人同様またはそれ以上のプロフェッショナルな言語スキルを求められる試験や業務での成功のために、語学水準や文化的素養をハイレベルで高め続けて行くことにあります。精度・効率・効果を持って言語を巧みに操り、高度で専門的なトピック(古典演劇、映画、専門講義、公共学術討論会、朗読、ジョークや駄洒落等)において多種多様なスタイルを理解することができます。公式任務、雑誌論文、専門的かつ学術的な発行物の論述ができます。
上級段階の言語使用者 (C2):
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